教材よもやま話9 トンプソン(3) 現代ピアノ教本(1)

う~ん、コロナ終息見えません。
しかし黙って大人しくしていることも出来ません。
秋にはコミュニティ関係の本番が組まれています。
コロナはあれど練習は変わらず。

トンプソンの3回目。『現代ピアノ教本(1)』です。

トンプソン 現代ピアノ教本 (2) [楽譜] [ ジョン・トンプソン ] - 楽天ブックス
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私が大学でこの教材を知った時は前回取り上げました『小さな手のためのピアノ教本』の後にと紹介されました。のちに『はじめてのピアノ教本』を知り、現在はこちらから『現代ピアノ教本』へとつなげています。それも2巻の途中から並行して使用しています。

『現代ピアノ教本』は先の2つの教材とどこが変わっているのか。
『はじめてのピアノ教本』『小さな手のピアノ教本』は主に片手から両手へつなげる内容だったのに対し、『現代ピアノ教本』では最初から大譜表による両手の教材になります。
また触れられていなかった「フレーズ」につきましてきちんと説明が出ています。つまりここからいわゆる『ピアノの楽譜』の完成形を学ぶようになります。
「フレーズ」を示すについて欠かせないのがスラー。『はじめてのピアノ教本』ではスラーそのものが出てきていないので、教える側が手書きで教えるようになりますが、『小さな手のためのピアノ教本』ではスラー自体は楽譜に出てきています。ただそれが何かについては詳しい説明がなされていません。教え手がそこを無視せず、どういうものかということを教える必要があると考えます。ただ小さい子供に「フレーズとは」ということをいかに砕いて分かりやすく教えるかが難しいです。

その他の要素としましては、早い段階でフォルテやピアノなどの強弱記号、リタルダンド、crescendo・decrescendoが段階を経て出てきます。ただ強弱記号はいきなり多くの種類が出てきますので、その前に手書きでいよので予備知識として入れておいた方がびっくりしないかもしれません。リズムは既出の音符に加え付点四分音符やシンコペーション、調性もかなり幅広く取り扱われています。つまりこの本1冊で楽譜を読む基礎の勉強をほぼ終えることになります。

ただ1つだけ問題があります。実はほとんどの曲が5音で書かれているため、きちんと音を1つ1つ確認して読ませることをしないと指番号で音をたどって弾いてしまいます。確かに子供の小さい手では5音で弾くことが理想なのですが、面倒なことが好きではない子供は抜け道を自分で見つけてしまい、後々読めないという恐ろしい結果を招きます。どの教材にも長所短所を併せ持っていますので、これは使う側で生徒の様子をしっかり観察して使わなければならない典型的な例でもあります。
その点を除けば音の幅も広く、曲も親しみやすいものが多いので、全体的にみるとバランスの良い教材と思えます。

楽譜の導入につきましてはこのほかアメリカ系の『グローバー』『バスティーン』、フランス系の『メトードローズ』。ドイツ系の『バイエル』、日本では『ぴあのどりーむ』とまだまだたくさんあります。
ただ最短でのちのブルグミュラー等に進むにあたり、いろいろ試した結果私はトンプソンを選びました。上下3冊でほぼ導入は終えられる教材と考えます。ただそれぞれの先生が教材そのものをしっかりと理解し基礎力をいかにつけるかというところを忘れずに使うのであれば、結論からしますとどれでも同じかなとも思います。
需要なのは、教材は使う側にすべて一任されている、それによって生徒たちの未来が決まってしまう、ということを常に念頭に入れ、楽しいからだけで選ぶようなことはしていただきたくないと思います。

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