教材よもやま話8 トンプソン(2) 小さな手のためのピアノ教本

九州の大雨は衰える様子がないです。
関東も当初梅雨明けは早いという予想が見事に覆り、もしかしたら平年よりも遅いのではと思えるような先の天気。予報は外れるのが普通なのですが果たして。

トンプソンの2回目は『小さな手のためのピアノ教本』。

小さな手のためのピアノ教本 [ ジョン・トンプソン ] - 楽天ブックス
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大学にピアノの初期過程についての講座があり、その時に初めて知ったのがこのトンプソン。
アメリカでは1936年に出版されており、日本語版は1972年大島正恭先生によって出版されました。ですのでこれでピアノを始めたという友人も数名おりました。なんとも羨ましい話ですが。そして私も教え始めのころはこの本から導入を始めました。
ト音記号・ヘ音記号がほぼ同時に学べ、中央ドから始まるのは前回の『はじめてのピアノ教本』と同じなのですが、ドから1つずつ音を増やしていく『はじめてのピアノ教本』と違い、ドレミ・ドシラという3音から始まります。つまり最初から指を3本使うことになります。リズムも四分音符と二分音符の両方が最初から出てきます。ですのでその前に書かれている音の勉強・リズムの勉強をしっかりしてからではないと、弾くことがとても難しいです。
教え始めのころ、音符をある程度読めるようにしてからこの教本を使ったのですが、やはり幼稚園児にはかなり難しかったことを記憶しています。最初に弾く曲が、違う音が3つに違うリズムが2つ、という同時に5つの事を考えなければならず、その上で3本の指をバラバラに動かすわけですから。ですので宿題に出す前にまずきちんと音とリズムを読ませ、ある程度すらすらと出来るようにしてから最初の方をその場で弾かせ、難しくないよと思えるようにしました。そうしないと4歳・5歳の子供は何が正しくて何が間違いなのか分からないからです。
同じトンプソンでなぜここまで難しくなっているのかと考えると、この1冊で『はじめてのピアノ教本』の2冊分を終わらせてしまう内容なのだからと感じました。音楽的にもずっと高度で難しくなっているのも、この次段階にある教本を弾くためにはこの凝縮度が必要だったのだと思います。
ですので『はじめてのピアノ教本』を見つけ、その後日本語訳版が普及した際は年少・年中生の導入はすべてそちらを使うようにしました。
ただし年長、および小1の導入についてはむしろ『はじめてのピアノ教本』は簡単すぎて飽きてしまう傾向がありましたから、『小さな手のためのピアノ教本』を使いました。理論的な事をしっかりと考えられる年齢にはとても合うと思います。

内容的にはすべての曲に伴奏が付いており、特筆すべきは連弾用と2台ピアノ用の2種類が用意されていることです。
2台ピアノ用ですと音の広がりもありちょっとした協奏曲的な感じもあり、2台でレッスンをしていらっしゃる先生方にはとても有意義なものになるのではと感じます。私も連弾と2台ピアノと両方の伴奏を付けて合奏をしますと、ほとんどの生徒さんが2台ピアノの方が好きと言っていました。初めて間もない子供にもその辺りは感じることがあるのかもしれません。
ですので『はじめてのピアノ教本』で導入を行った生徒さんに、こちらの教本の中から数曲与え2台ピアノで合奏をすることもしています。
2台ピアノの経験は音楽の広がりを体感するとてもよい機会と思いますので。

『はじめてのピアノ教本』『小さな手のためのピアノ教本』の2冊。どちらを使うかは生徒さんの年齢・理解力によって選べばそれぞれにとても良い導入書となります。型にはめて使うよりも自由に選んで使うとより広くよい導入が行われると思います。

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