伝える…これって難しい…でもプロだから

自分の思いを他人に伝えるって難しい。
人生色々で育った環境も違えば考え方も違う。価値観だって全然。

いくら話をしても伝わらない・分かってくれない…特に専門分野においてはその度合いが強い。とにかく話し方が下手で言葉のボキャブラリーが極端に少ない私(超理系でファーブルとシートンと図鑑で育ったのだから)はそれがとっても辛くて、ある時期伝わらないならほっとけ~となった。伝わらなきゃ仕方ない、考え方が違うんだから、悩んだってしょうがない、そのうちその意味が分かるさ~こんな感じ。若い頃はこのスタンスだった。

そんな私でも教育となれば話が別で必死に伝えようとする。大人と違って難しい言葉は分からないし、それこそ楽しい事の方が大切という子供…どんなに大切だからと説いてもなかなか分からないのが普通。それでも頑張れるのは、その生徒1人1人の将来を預かっているから。この子供たちが後で苦労するのを見たくないから…。でもそれは裏を返すと何も教えてないではないかと言われるのがいやだからかもしれない。やはり自分が1番大事なのかなと時々悩むこともあるけどね。

演奏家としての顔になるとこれまた悩む悩む。だって音楽って主観の世界だから。自分がこうだと思ってもそう受け取ってもらえない事だって多々。それは高校からの試験で実証済み。それでも最近少しずつだけど伝えられるようになった。

ならば音という抽象世界と違い、現実の言葉の世界であれば、こちらが諦めなければ伝えられるはず…本番を踏むようになって少し思うようになった。

時を同じくして友人2人(1人は同じ世界だけど1人は全く別世界の方)がこの『伝える・伝わる』という事で悩んでいらした。お2人がその事で傷つき悩んでいた事をこれまた同じようにブログで知った。1人は2・3日眠れない状態になり、ものすごく心配した…というのもその場にいなかったので事実関係が分からなかったから。
私にしてみればそこまで悩まなくても大丈夫と思ったしそう伝えた。それでも悩んでいる友人がそこにいた。

どうしても素人の方達はプロの私達に対して一歩引いてしまうらしい。何かあれば言葉は悪いけど『実力のない自分達』という風にまず思ってしまい、話がごちゃごちゃになる。

それは私が超一流の普通だったら話も出来ないであろう雲の上的存在の演奏家を前にした時と同じなんだと思う。しかし彼らは絶対に壁を作らない。何かこちらが真剣に問いかければ、それに対してこれまた真剣に答えてくれる。
私はアンサンブルをそういう方達といきなり組まされて、ガンガン厳しい事を言われながら叩かれながら勉強をした。レベルは雲泥の差があるのに、本当に真剣に一生懸命相手をしてくれて、アンサンブルの大切さや素晴らしさを伝えてくれた。それが今の私を支えてくれている。

でもそれは実際に経験をしてみなければ分からなかった事。外から見ていただけれは分からない事だった。上から目線で見られているのではと思うのが普通。

今回の出来事がこの事を思い出させてくれた。そして思った…プロだから伝えなくてはいけないんだと。
こちらが発信し続けないと絶対に伝わらないんだと。それでギクシャクしたとしても、何もしなければ誰にも伝わらない。なぜならその人1人ではないのだから。他の人にも伝えなくてはいけないのだから。
そしてメッセージが伝わらないのは自分にその力が少ないからだから、もっともっと発信して積極的に伝えなくてはいけないんだって思った。

ショックを受けた友人にこの話をした。そして全員がそうではないのだから、このまま言い続け行動し続けようと話をした。微力ながら私も力になれるかもしれないしって。

私は仙人でもスーパーマンでもない。出来ないこともたくさんある。なので全員にメッセージを伝えられなくてもそれは仕方がないなと思う。
袂を分かつとも仕方ないと感じる。
それでも『これだけは』と思うことがあるのであれば、諦める事なく発信し続けないといけないんだよね…何故ならプロだから。






























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