レベルアップの難しさ

レベルアップ…必ずどこかでしなくてはならないものであり、これがなければいつまでも成長はありません。
ではそのレベルアップ先生がするのでしょうか?それとも生徒自身がするのでしょうか?

一般的には教える側が生徒に合わせて段階をあげていく事が普通です。
これまでこのくらい出来たから次はここまでさせてみよう…曲の仕上がりもそうですし、与える曲の難度もそう、個々のテクニックにおいても同じです。
しかしそれだけでは進歩の速度はものすごく遅いですし、レベルアップ自体がなかなかできないです。

そこで問題なのが生徒自身でのレベルアップ。
私など子供の頃は知っている曲…例えばMozartのソナタやChopinのワルツなど…を早く弾きたくて仕方がなかったです。しかしそれこそテクニックのレベルが低かったため、なかなかそこには行かれませんでした。なので必死になってエチュードを頑張り、ソナチネを頑張りました。これは先生から言われたわけではなく自分自身でのレベルアップだと思えます。

しかし最近の生徒さんに多いのは、こちらから言わない限り自分自身でレベルを上げようとはしないというパターンです。

例えば譜読み。確かに小学校低学年であれば、譜読みの正確性を保つため、最初から両手で弾いてくる事を禁止したり、速度を速く弾く事を禁じたりします。また強弱までつけられない生徒もいますし、つっかえないで弾けるようになるのに時間がかかる生徒もいます。
ただどれも曲数をこなしていけば段々出来るようになる…しかも短時間出来るようになることばかりです。なのでそれを見越してある段階からいきなり両手で譜読みをさせたりします。いきなり両手でさせる場合も段階を踏みますから、最初はゆっくりから、しかもはっきり弾かせるために強弱は抜きで。多少つっかえても1回目は大目に見て。

そして当然の事なのですが段階を追っての譜読みをする…その方法がきちんと身に付けていれば、曲数を多く経験している高学年には最初から間違えないようにしてくるのは当たり前ですし、強弱も付けて来なくてはいけません。
しかし何故かそうならない生徒が最近はものすごく多い。

その教えを使ってどんどん早く読めるようにする…それは生徒自身の気持ちの問題です。早く色々な曲を弾けるようになりたいのであれば、早く譜読みをしどんどん仕上げていけばよい事。
ところが最近の生徒さんの多くは、欲がないといいますか自分で何かをするという意識が低いのか、いつまで経っても同じ事しかしてきません。両手で弾くといっておいても片手しかしてこなかった、例え両手で弾いたとしてもゆっくり弾いているにも関わらずつっかえつっかえで強弱もなし。1つ1つ教える側が言わなければ先へ進めようという気持ちもない。
ならばそういう生徒はピアノが好きではないのかと言いますと、決してそうではないようでして…ただ言われなければしなくていいや~という事らしいですね。

何故こういう事が起きるのか私には分りません。
ただ1つ言える事はピアノだけ出なく全般的に、自分でどんどん先に進めるという意識が低い子供が増えているという事でしょう。いわゆる予習という事が出来ない。
与えられなければ何も出来ない…本を読むにしても親御さんが言わなければ読もうとしない、何かを調べるにしても親御さんに言えば全部自分の代わりに全部やってくれる…自分でしなくても周りがやってくれる、全てを整えてくれる…これが根底にあるのかもしれません。

自分の子供が弾けるようにならない、練習をしてもできるようにならない…そう嘆く親御さんがものすごく多いですが、そのいう親御さんに私は問いたいです。

お子さん自身で色々と考えさせさせていますか?
手の貸し方を間違っていませんか?
何でも先生に任せていませんか?
何を先生から習ったかを思い出させるように、そしていつまでも同じでは仕方がないと話したことがありますか?

口をあけて餌を待つひな鳥のようにしてしまっては決してレベルアップはないと私は思うのですが…。


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