ピアノが上達するための3つの義務…その3(3)

さて習わせる側の義務の続きです。今回はピアノの事です。

※電子ピアノはピアノではない


これはピアノを習う環境と密接な関係がありそして習わせる側の最大の義務でもあります。
それは子供の上達を願うのであればアップライトで良いですからピアノを用意するという事です。

この所の住宅事情には大変なものがあります。どうしてもアコースティックのピアノを入れられない場合もかなりあるようです。
ただサイレントであればピアノがOKのマンションもかなり増えてきています。
では住宅事情に問題がなくてもピアノを入れない親御さんが多いのは何故でしょう?
その理由の第1に「いつまで続くか分らないから」という事なんです。こういう方は真剣に続けさせるという思いはほとんどないと私は思っています。なのでこういう方は申し訳ないのですが余程でない限りお断りさせていただいています。
もちろんすぐに買い換える事を条件にお受けする場合もあります。それでも買い換えない方がいらっしゃいますが、結局最終的にはお辞めになってしまいます。これは持っている生徒さんとの差があまりにもありすぎる事が、発表会などでどうしても分ってしまうからです。また生徒自身の方がつまらなくなってしまい辞める場合もあります。
せっかく買ったのに辞めてしまってはもったいない…ならば辞めないようにするという努力を親子でするという事をすれば良いのですが、どうせ塾が始まるまでしかやらないんだからという事なんでしょうね。

さて先ほどピアノを入れない場合真剣に続けさせるという思いがほとんどないと書きましたが、真剣に習わせたいと思っていてもピアノを用意したくてもできないという場合もあります。これは最初に申し上げた住宅事情の件です。確かにピアノは重量もかかりますし音も出ます。きちんと規律を守って音出しを許可されている時間のみ弾いているのならば良いのですが、やはりそれを守らずに弾いている方もいらっしゃいます。そういう一部の心無い方々のために、ピアノ禁止の住宅環境が多くなってきてしまったのです。モラルを守れずにして音楽が良いわけもなく、こういう方には私も心から憤りを感じざるを得ません。
ですから事情で入れられない場合、いずれ入れられる環境になるまでは電子ピアノでという方もあります。そういう方は案外ピアノを持っている方よりも熱心な場合が多く、最初は半信半疑でもその重要性にすぐに気が付きかなり早い時期に住環境を替えてピアノを入れられています。そういう方の子供さんはやはり順調に伸びていきます。

この住環境問題を言いながらなかなか替えない方ももちろんいらっしゃいました。やはり経済的な問題も絡みますので、仕方ないのかなと感じます。ところが中には???という方がいらっしゃいました。
それはどういう事かと言いますと…ご自身は高級ブランドのバッグやお財布を持ち、子供にも一流の物を着せ、お休みになると旅行、それも海外にといういわゆる趣味にお金をかけたがる方です。そういう生活を聞いていますと…持ち物は見ていれば分りますし、ご旅行はレッスンをお休みしますから分ってしまいます…こういう方はピアノをきちんと習わせたい、子供の上達を真剣に考えているのではないなと思えます。それでも全然上手くならないと愚痴をこぼされる場合もしばしばありますので、やはりピアノがないと基本的に無理があるのですと理由を説明しても、住み替えはお金がかかるしそういう所のお家賃は払えませんという答えが返ってくる始末。ならば贅沢を少しやめれば良いのにと、自分の子供の事でしょうにと喉まで言葉がでかかるのですが、それを言ってもおそらく理解出来ないでしょうから放っておきます。結果は塾が始まるころに順調に辞めていきます。
実際経済的に大変なの方もいらっしゃいますので全員がこのようなわけではもちろんありません。

また困った例としては親御さん御自身が弾けてしまう場合です。
タッチの変わらない電子ピアノが多く販売されていますので、親御さんが試弾をしてピアノと差がないからこれでよいと勝手に判断をしてしまうのです。しかし専門に習ったわけではないので構造的に全く違うと、結果どういう弊害が起こるかがわからない。それでも
「自分もかなり習っていまして、弾いてみてピアノとかわらないと思ったのでこれで十分なんです」
と最初から仰るのです。何度違いを話しても、いずれ子供さんが苦労すると話しても全く聞く耳を持たない。いよいよ電子ピアノが壊れて御自身が使用していたピアノを入れて、初めて全然違うことに気が付き…でもその時には既に手遅れに近い状態だった。そうなって初めて
「最初から私のピアノを持ってくれば良かったです」
と反省なさっていました。でも過ぎた時間は取り戻せず、付いた癖はお子さんの指に垢になって染み込んでいます。
これも実際に起こった事なのです。御自身のピアノがあるにも関わらず、持ってくるのにお金がかかるからと思い込み、電子ピアノを買った方が安いと思って買ってしまう。色々言っていたことは結局口実にしか過ぎないのです。

ピアノと電子ピアノでは音を出す仕組みが根本から違います。それをここで説明すると長くなりますのでまた改めて書きますが。しかし売る側はその大切な事を一切話しません。話せば結局購入自体を辞めてしまうのが分っているからです。
また中には「別に電子ピアノでも良いですよ」と仰るピアノの先生もいらっしゃるそうです。私にその話をして下さった生徒さんのお母様は、それを生徒さんの友人のお母様聴いた時驚いて引っくり返りそうになったと仰っていました。私も信じられない思いがしました。

電子ピアノで習い始めて年月が経ってしまった生徒は、タッチそのものを治すのに普通の生徒さんの数倍の努力が必要とされます。治さずに弾かせ続けると、綺麗な音で弾く事はまず出来なくなりますし、下手をすると腱鞘炎を起こす原因にもなります。
新品でなくとも中古でも、親御さんが以前使っていたピアノでも構いません。古いピアノもきちんと調整をすれば新品を買うよりもむしろ良いピアノに生まれ変わる事が多いのですから。ピアノを習うのならそして真剣にお子さんの上達を願うのであれば、本物のピアノは絶対に必要な事なのです。


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